皆さん今日は、珠下なぎです。
今日も来て下さって、ありがとうございます!
本日はTwitterで更新されましたチェリまほ121話の考察です。
https://twitter.com/toyotayou/status/1558047745277313024?s=20&t=lTovjZFWLj38m5qp1TpVQQ
たった4ページの中で情報量が多すぎて、あちこちで話題とチェリ家の妄想を膨らませていた121話。
LGBTフレンドリーだと湊くんに紹介された不動産屋さんに物件探しを依頼するも、今は条件に合う物件がないとの返事がきます。
それなら「いっそ買っちゃうのはどう?」と提案する黒沢さん。
預金通帳からカード明細まで、資産のすべてを、引きまくる安達くんにオープンにします。そこで……
①ついに登場した、「安達費」。
黒沢さん、やっぱり安達くん用予算をしっかり作っていたんですね。
原作黒沢さんは実写版に比べ、安達くん関連にはぽんぽんお金を使う描写が多いです。一見「意外と御金遣い荒い?」と思ってしまいそうですが、営業部のエースですから、そこはきちんと安達くん用予算を組んでいるのでは……といつかアメブロに書きましたが、やっぱり思ったとおり(チェリ家の皆さんは皆思っていたでしょうけれど)。
しかもその次に続くコマの黒沢さんのセリフ。
「片思いをしてた頃、今日は安達と会話できたなたとか、新しい安達の情報を知れたなとか、いいことがあった時に貯金してたお金を投資に回して、その利益を安達に還元することで永久に……」
ハイ、もう何言ってるか分からない状態ですね。
とにかく安達くんへの思いが仕事についても投資についても黒沢さんの重要なモチベーションになっていて、黒沢さんは着実に資産を増やしているということは理解しました。
思考はオカシイですが、やっていることは意外と堅実で結果が出ている。これも黒沢さんの大きな魅力かもしれません。
②同性カップルの不動産購入について
少し真面目な話をしますと……同性カップルだと部屋を借りにくい、というお話は以前このブログでも取り上げました。↓
黒沢さんが不動産購入に踏み切ろうと考えたのも、賃貸物件だとなかなか条件に合う物件が見つからなかったり、見つかってもオーナーの審査が通らなかったりすることが重なったからでした。
法律婚をしたカップルの場合、戸建て住宅やマンションなどの不動産を購入した場合、共働きであれば共同でローンを組み、名義も共有にすることは容易です。
けれど同性カップルは法律の後ろ盾がないため、不動産を共同で購入するには、いくつものハードルがあります。
戸建てならいざ知らず、マンションなどの共同住宅の場合は、他の購入者の手前、同性カップルに不動産を売ること自体ためらうオーナーもいるかもしれません。
戸建ての場合も、子育て世代をターゲットにしたニュータウンなどだと、同性カップルだと買いにくいかもしれません。
また、住宅ローンを組める銀行も限られます。
また、相続対策も、夫婦の場合は特に必要ありませんが、同性パートナーの場合は遺言書を確実に残しておくなど、万一の時にパートナーに不動産を残せるよう対策が必要です。
同性カップルと不動産|買うのも大変だがパートナーに残すのも大変│みかち司法書士事務所 (souzoku-mikachi.com)
ただ、ローンについては、ペアローンや収入合算など、共同でローンを組める銀行も増えているようです。
こちらのブログによると、2022年時点で同性カップルの共同ローンに対応している銀行は12。
LGBTのカップル向けの住宅ローンの要件とリスク|銀行一覧有り|中古マンションのリノベーションならゼロリノべ (zerorenovation.com)
しかし、日本には現在都市銀・地銀を合わせると100余りの銀行があることを考えると、その数は決して多いとは言えません。
大手の住宅会社や不動産会社の場合、既に特定の銀行と提携しており、提携先の銀行が同性カップルの共同ローンに対応していない、というケースも発生するかもしれません。
このあたりはさっさと同性婚を認めてしまえば、面倒な手続きが発生することもなくなるのに、と思います。
同性婚が認められないために、一部の当事者が不便を強いられている、この現状は早く改善されるべきだと思います。
(ご紹介した二つのブログは、同性カップルの方が不動産を共同で購入するときに必要なことがとても分かりやすくまとめてありますので、当事者の方はぜひご参照ください)
黒沢さんの経済力なら、一人でも十分ローンを組めそうですけれどもね。それで安達くんが「一緒に買うものだから自分も返済義務を負うべき!」と主張してまたひと悶着あったりして。
今、黒沢さんの家に一緒に住んでいる安達くんですが、最初は黒沢さん、家賃さえ受け取ろうとしませんでしたからね。もっとも、このカップルは価値観の違いが出るたびに話し合って解決することのできるカップルなので、最終的にはうまくいくと思いますが。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!