サブカル オールドファッションカップケーキ

オールドファッションカップケーキ1話感想

皆さんこんにちは、珠下なぎです。

今日も来て下さって、ありがとうございます!

さてさて、ついに始まりましたね!

サラリーマン同士の恋愛を描いた人気ドラマ『オールドファッションカップケーキ』の地上波放送が!

これは人気コミックの実写化で、動画配信サイトFODのみで配信されていた番組ですが、人気が出たため地上波でも配信されるようになりました。

オールドファッションカップケーキ - フジテレビ (fujitv.co.jp)

放送開始と同時にTwitterでもトレンドに上がっていましたね。

ただ、初期のチェリまほと同じく関東圏のみの放送なので、地方ではテレビで見ることはできません。

しかし!

今の時代には「TVer」という便利な無料アプリがあります。

スマホやタブレットにインストールすれば、地上波放送のかなりの番組の最新話を、放送直後から次回放送日までの間見ることができるのです。

『オールドファッションカップケーキ』は火曜の深夜24:25~55ですから、放送された翌週の火曜までなら、無料で見ることができます。

Twitterのチェリ家の皆さんが全力でプッシュしておられましたので、私もドキドキしながら見ました。

 

①『オールドファッションカップケーキ』概略

主人公は、40歳を目前にしたサラリーマンの野末。

仕事は出来、部下にも慕われ、見た目もよくモテる。けれど恋愛も面倒くさく、出世欲もないので昇進の話は断ってばかり。そんな野末をじっと見つめているのは、30歳を目前にした部下の外川。

ある日、二人で取引先に出向いた帰り道、はしゃぐ女子高生を見て「うらやましい」とつぶやく野末。外川はそんな野末を人気パンケーキ店に誘い……?

武田航平さん演じる野末さんは、柔らかい雰囲気の優しそうなイケメン。一方、木村達成さん演じる外川さんは、きりっとした、いかにも仕事のできそうなイケメンです。ツンデレぶりが、一瞬、「おっさんずラブ」の牧凌太くんを思い起こさせます。にこりともせず、「女の子ごっこしましょう」はパワーワードでした!

確かに面白い!

 

②描かれるジェンダーバイアス

1話でポイントとなったのは、野末さんが女子高生を見て「うらやましい」と言ったこと。

本当はキラキラしたスイーツのお店にだって行きたいし、はしゃいだり無駄話したりしたい。けれど、「男の自分にはふさわしくない」と、ずっとその願望を押し込めてきたようです。

「男だから」「女だから」「サラリーマンだから」こうあるべき、という世間の目を恐れ、自分らしさを殺される辛さを抱えていたのは、チェリまほの黒沢さんも同様。

黒沢さんは仕事の出来る超イケメンですが、内面はロマンチストで繊細、一言で言えば乙女。

けれど取引先や会社から求められるイメージのままに、意識してうなじを刈り上げたり、豪快に酒を飲んだりと男っぽく振舞うようにしてきたことは、原作9巻でも語られました。

こういった、ジェンダーに基づく偏見、性的偏見を、ジェンダーバイアスと呼びます。

ジェンダーによるイメージと実際のその人とのギャップ、ジェンダーバイアスを描いた作品は、このところトレンドだとも言えましょう。

ドラマでは、2009年の同じくフジテレビのドラマ「乙男(オトメン)」あたりが最初でしょうか。

男性だとか女性だとか関係なく、その人がその人らしくあることができる世の中になってほしい。

こんなふうに書くと、

「『男性らしくありたい男性』『女性らしくありたい女性』を否定している」

「多様性といいながら男女差をなくすことを目的にしている」

と主張する人が必ず出てきますね。今でもTwitterではよく見ます。

 

そんなことはありません。

女性らしくありたい女性はそうすればいいし、男性らしくありたい男性はそうすればいい。

けれど可愛いものが好きな男性がいたっていいし、戦隊ものが好きな女の子がいたっていいんです。

大事なのは、「他人に強制されず、自分で選べる」こと。

 

さて、外川さんとプライベートでも関わるようになったことで、野末さんはどのように変わっていくのでしょうか?

『オールドファッションカップケーキ』、2話が楽しみです。

ちなみにタイトルも気になっています。『オールドファッション』は「旧式の」「昔流行した」という意味ですが、通常はお菓子なら『ドーナツ』に使われることが多いですよね………?

既存の価値観から野末さんが抜け出していく過程を描く、とう意味でしょうか?

タイトルの意味も回を重ねれば分かるのかな?

最後まで読んで下さって、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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