ベルサイユのばら 漫画・アニメ

『ベルサイユのばら』ご新規さんに令和劇場版を見せてみた

はじめに

皆さん今日は、たまなぎこと珠下(たまもと)なぎです。

初めての方は、初めまして。心療内科医でゆるく作家活動をしております、珠下なぎと申します。

 

ブログご訪問下さり、ありがとうございます!

最近ベルばら記事ばかりですね(汗)。そのうちまた歴史記事も書きます。

 

ご新規さんを招いてのムビばら上映会

さてさて、令和劇場版『ベルサイユのばら』の配信が決まってから、ずっと楽しみにしていた、ご新規さんを招いての上映会が、やっと実現しました。本当はGWにする予定でしたが、多忙のため延期になっていたものでした。

そもそもご新規さんは、ベルばらはミリしらだったのですが、たまなぎが2回目の劇場での鑑賞でゲットしたパンフレットを見て、映像の美しさから興味を持ってくれたのです。しかし、その時はもう既に福岡での劇場公開はほぼ終わり。休日に見に行ける劇場は残っておらず、「円盤発売を待とうか」などと言っていたところに、早々に配信が決まり、「上映会しましょう!」と盛り上がったのです。

その間に原作も押し付けました(笑)。

多忙なため、ご新規さんはおそらくマーガレットコミックス2巻くらいまでの履修での上映会スタートとなりました。

 

上映会開始とご新規さんの突っ込み

昭和の少女漫画の雰囲気を色濃く残した絵柄に、ご新規さんがついていけるかな? 原作把握していなくて大丈夫かな? とどきどきしながら、たまなぎ手作りのキャラメルポップコーンをお供に上映会は始まりました(映画館の雰囲気を出してみた)。

 

ご新規さん、真剣に見ています。

平成生まれらしく、突っ込みが的確(笑)。

 

アントワネットが初対面で王太子からのキスで、「何の胸のときめきも、なかった」

→かわいそー!(もちろん王太子が)

 

オペラ座の仮面舞踏会前の「お願いオスカル! 息が詰まりそうなの!」

→必殺泣き落としだ!

 

アントワネット落馬事件後、オスカルの部屋で着替えで出て行かないフェルゼンに激怒したばあやが「よくもうちのお嬢様に!」からのそこらじゅうのものが降って来る→爆笑

 

オスカルに求婚者がやってきた~からのジェロ様登場

→知ってたー!

 

「この戦闘が終わったら結婚式だ」→こ、これはあかんやつ! 死亡フラグ!(やっぱり平成生まれはそれを言う)

 

そしてシリアスなシーンは一所懸命、のめり込んで見てくれました。

 

上映会を終えて

上映会が終わっての第一声が、

「面白かった!」

だったのが嬉しかった!

 

上映会終わってから、一時間以上盛り上がりました。

ご新規さんはベルばら初心者でしたが、歴史は好きな方で、フランス革命前後の歴史はおおまかに把握している方。

原作2巻までしか読んでいないにも関わらず、首飾り事件の映像が出た時は、「あ、あの首飾りだ!」と素早く反応。

たまなぎの「今のロベスピエール! ナポレオン!」にも、「今のがそうなのか!」と感動してくれました。

 

ネタバレOKとのことだったので、ロザリーやアラン、ベルナール、ジェローデルが革命後にたどった運命や、映画で省略されたエピソードについて話すと、のめり込んで聞いてくれました。エピソード編でのジェロ様の迎えた結末にはびっくりしていました。

ヴァレンヌ逃亡事件や、フランス革命のヨーロッパ諸国への影響についても、ご新規さんはうっすら知っていたので、歴史的・政治的考察もしながら感想を語ってくれました。

 

旧アニメでオスカルのキャラが改変されたことや、当時の時代背景、また、映像や声優さんが素晴らしかったことなども勢いをつけて語ってしまいましたが、興味深そうに聞いてくれました。

盛り上がり過ぎて、その夜は興奮してたまなぎはなかなか寝付けませんでした。久しぶりに睡眠薬のお世話になりました。

 

ご新規さんの主な感想

以下、ご新規さんの主な感想です。

・原作読んでなくても十分話は分かる。面白かった。

・とにかく映像が綺麗だった。

・ミュージカル調で話が進むところは、テンポがよくて素晴らしかったと思う。抽象的な映像も違和感はなかった。いきなりキャラが歌いだすのではなく、キャラのイメージソングなので、個人的に好みだった。

・原作のエピソードが省略されており、外せない部分だけがつなげられているのは分かった。

・ストーリーが思ったより容赦がなくてびっくりした。歴史をベースにした作品は、架空のキャラは視点用キャラとして最後まで生き残るものだと思っていたので、オリジナルキャラ(オスカル・アンドレ)が死んでしまうのに驚いた。

・フェルゼンを好きだったはずのオスカルの気持ちが、いつアンドレに向いたのかが分かりにくかった。「夜を込めて」のシーンでは、アンドレの重い気持ちに応えただけで、オスカル自らが望んだのではないのかと思っていたが、アンドレが死んだときの反応を見て、「オスカルもちゃんとアンドレを好きだったんだ」とやっと分かった。

・たまなぎの腐の原点が分かった(←おい)。

 

上映会を終えてのたまなぎの感想

X(旧Twitter)でも、沢山のミリしら勢が、「原作読んでいなくてもちゃんと分かるよ! でも色々なエピソードが省略されているのも分かる!」と言われていましたが、それと同じでした。

さらにこの方の場合は歴史物がもともと好きで、フランス革命前後の歴史もおおむね把握していたので、理解が深かったのだと思います。

 

意外だったのが、オスカルがアンドレをちゃんと好きだったのが、最後まで分からなかったというところ。そういえば、映画版のオスカルは、アンドレに対して「一緒にいてくれ」とは繰り返し言っていますし、原作を知ってる身からすると「それもう告白じゃん」と受け止めてしまっていましたが、改めて振り返ると、7月12日夜の「アンドレ・グランディエの妻に」まで、一度もはっきりとした告白はしていないのですよね。その夜もアンドレからの「愛している」のセリフはあるけれど、オスカルからは「アンドレアンドレ、私の夫」の言葉のみ。

ふり返ってみれば、確かに。

 

しかし、最後の感想はいらーん!

たまなぎ、やっぱりアンオスを疑似BLとして見ていたのか……そういえば腐ったのはベルばら沼より2年後くらいだったような気も……図星かもしれないだけに悔しい。

 

とりあえず、平成生まれをベルばら沼に沈めることに成功したたまなぎは大満足。

次世代に名作をつないでいくのは大事ですからね。

 

まとめ

・原作を知らなくても令和劇場版『ベルサイユのばら』は十分楽しめる。特に歴史好きにはお勧め。

・たまなぎは、平成生まれをベルばら沼に沈めるミッションに成功した!

・たまなぎの腐の原点はベルばらかもしれない。

 

ベルばらについては他にもいくつか記事を書いています。気になった方はご覧下さい!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

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