はじめに
皆さん今日は、珠下(たまもと)なぎです。
今日も来て下さって、ありがとうございます!
今日はちょっと歴史から離れまして。
たまなぎの愛読している漫画・『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』通称チェリまほの最新刊が、4月22日に発売されました!
ドラマCD付きの特装版はまだゲットしていません(九州は発売が遅い)が、電子版は発売当日にゲットしたたまなぎ。
今回はまた、いつもにもまして内容の濃い回でしたね(^^)
しっかり語りたいので、最初からネタバレありの感想で行きたいと思った……のですが、感想が長くなりそうですので、今回はX(旧Twitter)での公開範囲の感想を述べたいと思います。
Xでの公開範囲を見ていない方にとってはネタバレになりますので、以後閲覧をお控えくださいね。
安達くんの成長に見る黒沢さんの痕跡
さて、冒頭から。安達くんが力を入れていた、「新生活に向けての北欧フェア」の売り上げが認められ、安達くんはさらに規模を広げた秋の北欧フェアを任されます。
安達くんが北欧フェアを上にかけ合うほど雑貨に興味を持つようになったのも、黒沢さんと同棲して、きちんと料理をし、お皿に盛りつけて二人で食卓を囲むということが日常化したから。
それが仕事につながり、さらに安達くんを成長させたのです。
黒沢さんとの生活が安達くんを成長させた……それだけでニヤニヤしてしまいますね。
リーダーを任された安達くんに、御馳走を用意してお祝いする黒沢さん。
元来のネガティブが発動しそうになる安達くんですが、口下手なりに黒沢さんとの生活が今の仕事につながったことを伝えたり、一所懸命自分を奮い立たせてみたり。これは黒沢さんから見たら可愛くてしょうがないでしょうねえ。
「もう不安だよ。安達が可愛すぎて」。
ん? 可愛すぎて。は分かる。でも、不安とは? 初めて読んだ時は読み流していたのですが、このセリフは大事な伏線だったのです。
黒沢さんが感じた漠然とした不安。この時は黒沢さん自身もはっきりとは分からなかったのかも。しかしその不安は見事に的中します。
恋する乙女(注:黒沢さん)の勘は侮れませんね。
同棲1周年で第3の男……?
さて、黒沢さんの予感は見事に的中。
同棲一周年で、なんと、第3の男・橘さんが登場……!
橘さんは、北欧雑貨を扱う輸入会社の社員。安達くんと今までメールでやりとりしていましたが、秋の北欧フェアに向けて実際に会うことに。
実際に会ってみると、なかなかおしゃれなイケメンです。さっそく雑貨の話で盛り上がります。
安達くんは「きさくな人で良かった」と安心。
あああ、だめですよ安達くん、よく知らない人にそんな無防備な笑顔見せちゃ!
と思ったのは、たまなぎだけではないはずです。
案の定、すかさず安達くんの薬指をチェックする橘さん。
橘さんの表情が少し曇ります。うん? これはあきらめてくれたのか?
ところが、自分のスマホで撮った画像を見せるため、カメラロールまで橘さんにうっかり見せてしまった安達くん。どこまで抜けてるんでしょうねえ。そういうところが可愛いんですが。
黒沢さんとのツーショットを見られてしまいます。
橘さんの目が光る……!
そしてプライベートの連絡先も交換してしまいます。
極めつけは最後のセリフ「いや、僕の前の彼氏 そういうのうるさくて。安達さんの彼氏寛容なんですね」。
完全にロックオン。
さすがの安達くんもこれはまずいと思ったのか、一瞬顔色が変わります。
安達くんはただ仕事の話をしていただけのつもりなのに、「安達くんに指輪を交換するくらいの相手がいて、その人が同性である」という情報を収集し、さらにそのことを「自分が気づいている」ことも安達くんに伝え、極めつけに「自分も男性を恋愛対象にできる」こともアピールしてしまう。
これはXで皆さんもおっしゃっていましたが、かなりの恋愛上級者ですね。
その後も橘さんは、距離をつめてきたかと思うとさっとさわやかな仕事モードに戻ったり、安達くんを翻弄します。
安達くんは黒沢さんとの恋愛で人間的には見違えるほど成長しますが、恋愛スキルはどうやらFランのままのようです。
よく考えればそれもそうですよね。
安達くんの恋愛に関するスキルは、「黒沢さんとのラブラブ状態」の中で「のみ」磨かれたもの。それ以外の人に対しての恋の駆け引きだのなんだのについては成長ゼロです。
黒沢さん方面にのみ成長した恋愛スキル……! なんて素敵……! いや、でも今はそれどころじゃない。
一方、橘さんの思わせぶりな態度にいちいち初心な反応を見せる安達くんに、橘さんはすっかりスイッチが入った模様。
「そういうところ、ますますタイプだな~」というところで、無料公開分は終わっています。
さいごに
たまなぎは正直言って、恋愛ものの定石の「三角関係」や「当て馬キャラ登場」の展開は、あまり好きではありませんでした。退屈になったストーリーに変化を出すための「無理やり感」を感じてしまうのです。
だから、Xでの公開分で橘さんが登場した時は、興味を惹かれつつも、「女神様、とうとうネタに詰まったのか?」と一瞬罰当たりなことを考えたりもしてしまっていたのです。
しかし、14巻を最後まで読んで、その感想は180度変わりました。
さすが女神様。
この橘さんについての考察だけで一記事書けそうなほど、このキャラに思い入れが生まれてしまいました。
次回の記事では、ネタバレ全開で語りたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!