皆さん今日は、珠下なぎです。
前回の記事には大変ご好評を頂きありがとうございました!
今回は前回に引き続き、物語の舞台を写真でご案内しましょう。
今回は大宰府政庁編です。
大宰府は、古代において、外交と防衛・そして朝廷の九州支配の拠点でした。
広大な敷地は今は公園として整備され、市民の憩いの場となっています。
地元のお花見スポットとしても、とても人気があるようです。
政庁跡に足を踏み入れると、南門の跡があります。手前に見える二つの大きな石は、南門の礎石です。
南門の復元模型です。
南門を過ぎると、今度は中門の跡があります。
上空から見るとこんな感じ。一番手前が南門、画面中央やや下の、左右にある植え込みの上側にあるのが中門です。
引用画像:太宰府観光協会 https://www.dazaifu.org/map/tanbo/tourismmap/7.html
中門をくぐると、真ん中に広場があり、左右に4つの脇殿があります。
使節との対面などの、主な行事は中央の広場で行われていたそうです。鈴丸が舞を披露したのもここ。
次の画像は脇殿の跡です。
新羅使の従者の異変に気付いた瑠璃子と鈴丸は、脇殿の陰に隠れて対面の様子を見守っていました。
脇殿だけでも、50坪弱の建坪があるのではないでしょうか。
向こうに見えるのはおそらく太宰府市の軽トラ。
ここ、来るといつもおそらく市の職員の方が手入れをしています。これだけの広大な土地を管理するのは結構大変でしょう。
こちらは脇殿の礎石。ノートはB6サイズの私の創作用ノート。比較してみるとその大きさがわかるでしょう。
この日は近所のおチビさんたちが遊びに来ていたようで、お砂場道具が置いてありました。
ワンちゃんを散歩させている方も見かけました。入り口には「引き綱を必ずつけましょう!」の表示も。
広いのでドッグラン感覚でワンちゃんを放し飼いにする方がおられるのかも。
広場の南端から正殿跡を臨みます。大きな木の横に立っている石碑が正殿跡。
ここが正殿跡。筑紫大宰は、ここで政務に当たりました。
正殿跡は小高くなっており、正殿跡からさっきの広場を見下ろすとこんな感じです。
また、周囲は濠をめぐらせてあり、ここが要塞都市でもあったことを今更ながらに思い出させてくれます。
『遠の朝廷にオニが舞う』の最初の場面で鈴丸が舞う場面は、色々な方から「とても鮮やかで印象に残った」というご感想を頂いております。
近くにお出かけの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ!