目次
はじめに
皆さん今日は、たまなぎこと珠下(たまもと)なぎです。
今日も来て下さって、ありがとうございます。
すっかりちいかわにハマったたまなぎ。9月6日、4DXで3回目を鑑賞してきました。
ちいかわは何度も見れば見るほど新しいことに気づき、また考えさせられる映画です。今回はまた新たな気づきがありましたのでレポートです。
3回目鑑賞で新たに気付いたこと
その1歓迎の歌と見送りの歌ー神の交代?
今回も細かい気づきはいくつかあったのですが、今回、一番衝撃だったのはこれでした。
3回目ともなると、すっかりおなじみになった「島のうた」。
ちいかわたちが島についたとたんに島民が歓迎ムードで歌う、「♪おいしーい屋台がてんこ盛り わたあめ、ビールにじゃがバター♪」というあれですね。
初登場の時セイレーンも歌っていました。
この歌、1回目2回目の鑑賞時は気づかなかったのですが、最後、ちいかわたちが船に乗って帰る時にも、島民たちがお別れとして歌っていたのです。
しかし! しかし! 歌詞が明らかに違う!
「わたあめ、ビール、じゃがバター、たこ焼き、すき焼き、ケバブに、てりてりソースの焼きそば」と、様々な食べ物の羅列が全て、「貝汁 カツカレー」のくり返しで埋められていたのです!
以前、たまなぎはこちらの記事で、セイレーンがいなくなった後の島民たちが、どんな選択をするのかと想像をめぐらせました。
この記事を書いた時は、まだ、この「島のうた」が変わったことに気づいていませんでした。
しかし、3回目を見ると、少なくともこの時点では「島民たちはセイレーンと決別し、島二郎と共に生きる道を選んだ」と解釈できるような気がします。
もっとも、その後、島二郎がセイレーンほどの実りをもたらさなかったら?
この記事で予想したような、不穏な「その後」が待っている可能性も、完全には否定できないのではないでしょうか。
その2島二郎は島民の近くにいた→セイレーンが来てから引っ込んだ?
島二郎に注目していると、また別のものも見えてきました。
島二郎が、セイレーンがやって来たころのことを回想するシーン。
ここでは、島二郎は島民たちの集落のすぐ近くで、貝を採っています。
ところが、島二郎はちいかわからセイレーンが島民を襲うようになったことを聞いて、「そんなことになっていたのか」と驚きます。
その上、合流した島二郎を見た、島民たちの慌てふためきよう。島二郎は「繁盛してないからな」と頭を掻きますが、ここは何か深読みしたくなる描写です。
島民たちは、何か島二郎に後ろ暗いことがありそうです。
セイレーンが来てから、島民たちと島二郎の間に「何かがあった」。そして、島二郎は島民たちと離れた場所で暮らすようになった。
これは島民たちが、「島二郎を捨ててセイレーンを選んだ」ことを意味するのでしょうか。
つまり、「島の守護者の交代」が起きたとも考えられるのではないでしょうか。そしてセイレーンとの訣別により、島は島二郎を守護者とする、本来の姿に戻った。
「島二郎」という名前に「島」が入っているのは、そのためかもしれません。
誰が悪いのか? セイレーンをどう位置づけるかで変わる
フタバも無謬ではなかった?
そして、今回たまなぎが改めて気づいたのは、全ての発端となった、海でのヒトハとフタバの転覆事件。
最初、二人はセイレーンたちから距離を取って釣りをしています。
フタバはセイレーンたちに気づき、ヒトハが止めるのも聞かず、セイレーンたちに手を振ります。そこで、セイレーンたちが意識をヒトハたちに向け、ボールにしていたイカがヒトハたちの方へ。それをおいかけたセイレーンがボートを転覆させますが、体の大きなセイレーンにとっては、「何か当たったかな?」という感覚。
それが悲劇の始まりとなったのです。
これは、たまなぎは「フタバも無謬ではない」ということを示すためのエピソードかな?と思いました。
この事件は、誰もが少しずつ悪いとも、悪くないともいえる。
セイレーンは誤ってボートを転覆させ、人魚を食べられた怒りから、無辜の島民を見境なしに襲った。
ヒトハはフタバを助けるためとはいえ、人魚を殺して食べ、それを黙っていた。
島民たちは助かるために嘘のチラシを撒いて島外から人を集め、危険にさらした。
フタバは一見無謬に見えますが、このシーンでのヒトハの慌てぶりを見ると、もしかすると島民たちの間には「セイレーンには気軽に近づいてはいけない」という暗黙の了解があったのではないでしょうか。それをフタバは犯した……だとすれば、フタバもまた「完全に無謬な被害者」とは言い切れない存在として描かれているのではないでしょうか。
セイレーンは神なのか? 単なる外来者か?
映画で描かれた悲劇。これは誰もが悪くて、誰も悪くないとも言えるとたまなぎは思うのですが、たまなぎがはっとしたのは同行者(たまなぎと同じで鑑賞3回目)の一言でした。
「ヒトハとフタバ、何も悪くないじゃん。最初に転覆させたのはセイレーンだし。人魚を殺したのも、仲間を助けるためなら仕方なくない?」
確かに。全ての発端は、気づかなかったとはいえセイレーンがボートを転覆させたこと。
だから人魚を殺されたのもセイレーンの自業自得。その上無関係の島民まで襲ったのだから、セイレーンに弁明の余地はない、という意見です。
ここは、セイレーンを「島民と対等な、単なる外来者」と見るか、「神的な何か」と見るかで、大きく意見が別れそうです。
単なる外来者なら、同行者の言うとおりかもしれない。
しかし、一方でセイレーンは「貢ぎ物(ごちそう)を受け取り、不思議な声で実りをもたらす」、島民たちとは違う――一種の神的な存在。
そしてヒトハの行動からも分かるとおり、「簡単に触れてはいけない」存在だった。
これはどちらが正しいとか間違っているとかではなく、「セイレーンという存在をどうとらえるか」が、解釈を大きく分けるのではないか、とたまなぎは思ったのです。
これは、前回の記事で考えた「鬼とセイレーン」というテーマにもつながってきます。異形の存在を「人」と見るのか、「神」と見るのか。それによって、同じ出来事でも善悪の見え方がまったく変わってしまうのです。
その他諸々
入場特典について
ちなみに、たまなぎのいきつけの映画館では、土曜日に配布が始まったばかりの入場特典、一日でなくなったそうです((´;ω;`))。日曜の朝1番の回を見たのに、「昨日で終わってしまいました」。
何だと~! セイレーンちゃん、欲しかったな((´;ω;`))。
たまなぎは何のかんの言って、セイレーンちゃん好きなんですよ。ぶっ飛んでるし怖いけど、どこか憎めない。たまなぎが鬼好きだからかも。
その一方でハチワレも大好きです。真面目で優しい常識人な一方で、あの空気の読めなさと異常なポジティブさが(笑)。
4DXの魅力
ちなみに今回は、始まったばかりの4DXで見ました!
海や湖などの、水に関わるシーンが多かったので、水しぶきの演出がリアル。また、風も実際に海の近くにいるように吹いてきました。
戦闘シーンはじめ、沢山の場面で椅子が動くので、実際にアクションに参加しているかのような臨場感がありました。
2Dなので3Dメガネはいりません。+1000円程度で見られるので、これはお勧めです。
さいごに
映画ちいかわは、何度もみるごとに新しい発見がある味わい深い作品です。
全力でお勧め。今から見る方は、4DXもお勧めします!
ちいかわについては他にも記事を書いています。未読の方はこちらも是非。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。