武蔵寺の藤まつり(2026年)行って来た!

はじめに

皆さん今日は、たまなぎこと珠下(たまもと)なぎです。

今日も来て下さって、ありがとうございます!

さて、今日は2026年4月19日に行われた、福岡県筑紫野市・武蔵寺の藤まつりのレポートです。

 

藤まつりと武蔵寺(ぶそうじ)について

武蔵寺の由来

武蔵寺(ぶぞうじ)は、九州で最古の寺と言われています。

寺に伝わる「武蔵寺縁起」によると、今からおよそ1300年前、天智・天武の二帝に仕え、その功績を認められて筑紫の国を治めることになった、藤原虎麿(ふじわらのとらまろ)という人物が作った寺ということになっています。

虎麿が筑紫の国を治めていた頃、夜毎に山に怪火が出現し、近くの住民を怯えさせていました。それを退治しようと虎麿が矢を射たところ、怪火は薬師如来の霊木と化したため、虎麿はその霊木から彫った薬師如来の仏像と本尊とした武蔵寺を作った、というのが武蔵寺の始まりです。

藤原虎麿という人物は、この「武蔵寺縁起」の中にしか存在しない伝説の人物で、功績や経歴から、初代筑紫大宰だった蘇我日向(そがのひむか)をモデルに創作されたのではないかと言われています。

 

藤まつりについて

さて、武蔵寺の境内には、樹齢1300年と伝えられている、それはそれは大きな藤の木があって、春になると毎年今でも見事な花を咲かせます。

「武蔵寺縁起」の「縁起絵図」の中に、虎麿がこの地に紫の藤を植え、薬師仏の盛衰はこの藤の栄枯にあると言った、という記述があります。

この藤にちなんだお祭りが「藤まつり」

最初は釈迦の誕生を祝う花まつりに行われ、藤の開花を祈念していたそうですが、藤の花盛りの時期を来訪者に見てもらうため、4月29日に行われるようになったそうです。さらに現在は、4月の第3日曜日に行われるように変わりました。

 

法要・薬師如来開扉

この日は朝から雨でしたが、藤まつりの始まる10時には雨は弱まってきました。ということでいざ出陣!

武蔵寺は、天拝山歴史自然公園の奥にあります。

ここにも駐車場があるのですが、藤まつりの日は人出が多いため、徒歩5分ほどの、九州自動車道高架下の市営駐車場が無料開放されています。こちらに車を停め、9時55分に武蔵寺に到着。

普段は人気のあまりない場所ですが、お祭りの日はさすがに人であふれていました。

 

 

樹齢1300年の藤の花が今、見ごろを迎えています。

 

 

実に見事です。

虎麿の言葉が本当ならば、この地での薬師如来のお力はますます盛んと言えるのでしょうか。

そのご加護か、福岡県筑紫野市は福岡市のベッドタウンとして栄え、この少子化の時代にも人口は増えているのだとか。

そしてこの藤まつりの日は、年に1回、本尊の薬師如来が開扉される日でもあります。

遠目にスマホの望遠で写したのがこれ。よく見えませんが、真ん中のカーテンの向こうに見えるのがそれのようです。周囲には憤怒の形相をした、十二神将が従えられています。

 

遠くからはなかなか見られませんので、法要に参加させて頂きました(笑)。

席は20席ほどでしたが、希望すれば本堂に上がらせて頂けます。

「オンコロコロ、センダリ、マトウギ、ソワカ」

薬師如来の真言が響く中、こっそりご本尊を拝もうとしましたが、本堂からも遠くてなかなか見えません。

最後のご焼香の際、ちらりと見えました……とても、穏やかで、静かな表情をなさっていました。

可愛い稚児行列が、薬師如来さまにお菓子を奉納するイベントも。

 

お茶席でお菓子を御馳走に

法要が終わって外に出、屋台やステージの並ぶ天拝山歴史自然公園に向かいますと、「お茶いかがですか?」とスタッフの方にお茶席券を頂きました。

15分後に煎茶と茶菓子の振る舞いがあるとのこと。

近くの御自作八幡宮を見学したりして時間を潰してから、お茶とお菓子を頂きました。

煎茶は柔らかくて甘苦く、とてもおいしかった。

お菓子は落雁に似た味がしました。菜の花と桜、紫の山と青空が表されています。

春の天拝山でしょうか。紫は藤の花にちなんだものかもしれません。

その後天拝山歴史自然公園の、イベント本部へ向かうと、このお茶席の整理券を貰うために長蛇の列が出来ていました。たまなぎ、めちゃくちゃラッキーだったのかもしれません。

 

天拝山歴史自然公園はお祭りの真っ最中

つくしちゃんとの出会い

花盛りの藤を堪能し、薬師如来さまも(ちょこっとだけど)拝むことができましたので、お祭り会場へ。こちらの方がすごい人でした。

出た、出た、つくしちゃん!

この子は、藤原虎麿の一人娘、瑠璃子姫(るりこひめ)をモデルにした、筑紫野市のゆるキャラ。視線の先にいるのはたまなぎではなく可愛いおチビちゃんです。

頭に飾っているのは椿の花。ちなみに、伝説に出て来る、薬師如来の霊木も椿。椿は筑紫野市の「市の花」に指定されています。

 

藤原虎麿像

そしてこちらは、武蔵寺を建立した藤原虎麿の像。

お父さま~!(←分かった方ありがとうございます(笑))

この日は像の前に陣取ったハンバーガーのキッチンカーに隠れていましたが、天拝山歴史自然公園にあふれる人やにぎわう屋台を、穏やかに見守っていました。

たまなぎも屋台でフライドポテトをつまみ食いしました。

 

つくしちゃんカフェ・お土産店

武蔵寺の隣には、つくしちゃんカフェがオープンしていました。

ここは筑紫野市の特産品やお土産を扱うお店。

つくしちゃんカレーなるものを売っていたので、おもわず買ってしまいました(笑)。

 

たまなぎの『遠の朝廷にオニが舞う』との関連

ちなみに、たまなぎの電子書籍デビュー作『遠の朝廷にオニが舞う』は、武蔵寺の由来「武蔵寺縁起」の物語を下敷きにし、虎麿の娘・瑠璃子姫を主人公に据えた万葉ロマンファンタジーです。

「武蔵寺縁起」に語られた疫病の流行を背景に、瑠璃子姫が疫病を流行らせる疫鬼と戦いながら、滅んだ百済から渡って来た武蔵寺の僧・法蔵に導かれ、歴史の闇に消えていった人々の痛みに触れ、愛に目覚めて成長していく物語です。

第60回講談社児童文学新人賞と第26回児童文学ファンタジー大賞の最終候補となった作品で、沢山の方にご愛読いただいています。

作品案内はこちら↓

珠下なぎ 小説作品のご案内 - たまなぎ幻想譚

 

さいごに

九州最古の仏跡・武蔵寺の藤まつりに行って来ました。

たまなぎの『遠の朝廷にオニが舞う』の元になった「武蔵寺縁起」にまつわるお祭りです。

藤の花を見るだけでも大変見ごたえがあり、無料でお茶席にご招待いただけるなどお得なお祭りでもあります。

お近くの方は是非一度お出かけ下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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