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謎の女神・八女津媛の真相に迫る③八女津媛のふるさと、日向神峡を訪ねる

皆さん今日は、珠下(たまもと)なぎです。

今日も来て下さって、ありがとうございます!

 

さて、今回は前回の記事でご紹介した、日向の神々=瓊瓊杵尊らの足跡の残る日向神の地を、実際にご案内することに致しましょう。

福岡県八女市に伝わる、瓊瓊杵尊らの神話についてご紹介した記事はこちら↓

 

日向神は、近くに八女津媛神社があり、八女津媛信仰がはぐくまれた地でもあります。

本日は、たまなぎが実際にこの地を訪れた時のレポートです。蹴洞岩は、大変分かりにくい場所にありますので、これから訪れる予定の方は、ご参考になさってくださいませ。

 

1.巨大なハート岩

八女市内から国道442号線を黒木町方面に1時間ほど進むと、湖の前でT字路に行き当たります。

主線は右手の442号線、左は「奥日向神」と書いてあり、道も細くなっていましたので、右手に進みました。

以前この道沿いから、観光名所になっているハート岩を観察したのを覚えており、地図で確かめたところ、ハート岩と蹴洞岩はほぼ隣り合っていたからです。

分岐点からすぐのところに、案内板があります。左の点線が、さっきやってきた八女市中央方面からの442号線。それを右手に進んで、「現在地」と書かれている場所ですね。

 

この案内板だと、手前に表示されている、442号線側から見えそうに思えてきます。

確かに、ハート岩ははっきりと見えます。

 

このハート岩、神話とは何の関係もないのですが、とにかく巨大なハートということで有名になり、最近はこちら目当てに来られるお客さんも多いそうです。

(あんなに目立つ岩なのに、何も逸話がないのですね。多分、古代に某神様が愛する人への思いを込めてぶん投げたハートが岩にでもなったんでしょう。古代にも誰かさんみたいに愛の重い神様がいたのかも。クロサワノミコトとか。(適当))

 

2.蹴洞岩はどこ?

しかし、今度の目的は蹴洞岩ですので、今度こそたどりつこうと意気込むたまなぎ。

さっきの地図を見ると、442号線をハート岩に向かってもう少し右手に移動すれば見えそうに思えますよね⁉ ね⁉

でも見えないんです! どう移動してもだめ。

 

やはりダム湖の向こうに渡って少しでも近づくしかないかと、案内板の右下に表示されている「鶴橋」まで移動。水色の丸印で囲ったところです。

 

 

ところが、ここにはこんな看板が。

「ここは道路ぢゃありません。無理して渡って何かあっても知りませんからねー(意訳)」。

何かあったら車ごとダム湖に真っ逆さまです。無茶ばかりしていつも怒られているたまなぎですが、さすがにここに車を乗り入れる勇気は出ませんでした。

 

3.日向神ダムを超えて

さっきのT字路を逆方向「奥日向神」と書かれた方向へ向かいます。ところがこちらはどんどん道が狭くなり……トンネルを通り、ついにダムのメンテナンスの建物のようなところに行きついてしまいました。いろいろな器機があり、その横に道があるのかないのか……行き止まりにも見えます。水色の丸印で囲った「日向神ダム」のところ。

 

ちょうどここはダム湖の上で、見下ろすとこんな感じ。超怖いです。

 

ここで引き返そうかと思いましたが、車をいったん降りて先を偵察すると、細いけれど確かに道があります。岩山(天戸岩)の中の細い道を通り、看板の中央の「蹴洞橋」と書かれたあたりまで行きつきます。ココですね↓

 

けれどもやっぱりハート岩しか見えません。

Uターンする場所もないので、どんどん進みます。

 

4.とうとうたどりついた、蹴洞岩

やがて、右手に車2台ほどが縦列でやっと停められるほどのスペースが見えてきました。1台車が停まっています。

 

ここから見ると、やっと見えました! ダム湖の向こう側に!

停めてあった車は、ちょうど地元の方か、キャンパーらしい方たちでした。ご親切に、「蹴洞岩はあれですよ」と教えて下さいました、感謝。

 

 

この景色が見えるのは、ちょうど矢印で示したあたりからです。

 

結論。蹴洞岩は奥日向神キャンプ場の直前まで行かないと見えません。国道442号線が分岐していたら、左手の「奥日向神」方面に向かいます。ダムに行き着いても引き返さなくて大丈夫です。突っ切って進んで下さい!

 

間近で見る蹴洞岩はすごい迫力です。

海幸彦・山幸彦があの穴を蹴って開けたのだとしたら、どれだけのパワーと大きさを持った神様だったのでしょうか。木花咲耶姫が念で(笑)開けたとしたら、さらにすごい。

古代の神様のパワーのすさまじさを目の当たりに出来る、絶景スポットです。分かりにくい場所ですが、近くまで来られたらぜひ足を運んでみることをお勧めします。

 

次回は、今回までの記事で紹介しきれなかった、日向神に残る神々の足跡をご紹介したいと思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

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