サブカル オールドファッションカップケーキ

『オールドファッションカップケーキ』3話感想~解かれた呪いの先にあるもの

皆さんこんにちは、珠下なぎです。

今日も来て下さって、ありがとうございます!

 

さてさて、3話が地上波放送されました『オールドファッションカップケーキ』。

面白いですね。チェリまほ以来の衝撃かも。

え? 全5話なの? あとたった2話で終わっちゃうんですか? まだ折り返し地点なのに既にロスです。

チェリ家のフォロワーさんから「原作もお勧めですよ!」とお聞きしたので、ドラマ見終わったら、原作も是非読んでみようと思います!

というわけで3話感想です。(以下ネタバレを含みます

 

1.解かれた呪い

冒頭から、向き合って可愛いスイーツを頬張るお二人。休日に外川さんとスイーツ巡りをする生活にも慣れたのか、1話の時とはうって変わって、リラックスした表情の野末さん。可愛いですね。

「女の子ごっこ」の言葉に、「その設定どうでもよくなっちゃった」と野末さんは柔らかくほほえみます。

2話の感想で、「『女の子ごっこ』の言葉は、野末さんをジェンダーバイアスから解放する魔法の言葉であると同時に、社会が野末さんにかけた呪いの象徴でもある」と述べました。

2話感想はこちら↓

「『女の子ごっこ』」の設定がどうでもよくなった」という言葉は、野末さんにかけられた呪いが解かれ、野末さんが性別や年齢にこだわらず、好きなことを自然に楽しめるようになったことを表しています。外川さんのおかげですね。そんな野末さんを見つめる外川さんも、とても幸せそうです。

 

2.恋愛は異性間という思い込み

『女の子ごっこ』に囚われず、お互い一緒にいる時間を自然に楽しめるようになった2人。

お礼に外川さんの自宅で手料理をふるまう野末さんに、外川さんはさらに踏み込みます。

「今度はボーイズトークしましょう」と、軽く猥談をふります。

その中で、外川さんに好きな人がいると聞いて動揺する野末さん。また、その後メールの返事が来ないことにもやきもきします。

これが男女であれば、外川さんのことが気になっている、もしかして恋心ではないかと、それなりに年齢を重ねた大人なら思うでしょう。また、外川さんの好きな人が自分であることにも気づくでしょう。

けれど、野末さんは今のところそれに気づかないようです。もしかして気づきつつあるのかもしれないけれど、チェリまほの安達くんのように、「そんなことありえないって、何度も何度も打ち消し」ているのかもしれませんね。

だから野末さんは、外川さんへのお礼に「体で払おうか?(家事労働しようという意味)」なんて平気で言ったり、外川さんの前で着替えたりもします。

そこには、「恋愛は男女間でするもの」という大前提があり、思い込みがあるからです。

 

3.新たな「呪いからの解放」はどう描かれるのか?

「女の子にならなければ自分らしく楽しめない」という呪いから、外川さんの手で解放された野末さん。しかしまだ、「恋愛は男女間のもの=自分と外川の間の恋愛はありえない」とう呪いは、まだ野末さんを縛っています。

外川さんはどのようにこの呪いを解いていくのか。続きが楽しみですね。

このドラマ、すごく面白いですね。地方ではTverでしか見られず、録画できないのが残念です。

チェリまほのように、全国に広がらないかな……と思ったら、9月28日、Blu-ray&DVD発売ですか!

か、買おうかな、買っちゃおうかな……

 

最後まで読んで下さって、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

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