はじめに
今日は、LTA出版事業部の月那です!
私が出てきたということは……はい、珠下なぎの最新作、『大江山恋絵巻~鬼の巻~』、とうとう発売されました!
前作『大江山恋絵巻~人の巻~』から1年以上経ってしまいましたが、その分、量・質ともに皆様にご満足いただけるものをご用意できたと思っています。
作品紹介
今回の『大江山恋絵巻~鬼の巻~』。
主人公・茜の視点から描かれた『大江山恋絵巻~人の巻~』と異なり、今回は酒呑童子・茨木童子を含めた、『大江山恋絵巻』の様々な登場人物の視点から物語が語られていきます。
前半は、酒呑童子と茨木童子のそれぞれの生い立ちと出会い、二人が大江山に定住するまでのお話。
酒呑童子と茨木童子の軌跡を中心に、妖しくも美しく切ないお話となっています……!
いわゆるBLです。(ただし全年齢向け)
私はいわゆるBLというものは初めて読んだのですが、惹かれあう二人の繊細な心理描写と、読み進むにつれ頭の中に浮かび上がる光景に思わずドキドキしてしまいました。新しい扉を開いてしまったかも……?
後半は、大江山に来る前の浅茅と紅葉・茜の話から始まり、武士たちによって大江山が襲われるまでと生き残った者たちの運命を、茜以外の視点から描いています。
前作を読んだ立場からすると、「あの時、姫たちの見えないところで、酒呑童子と茨木童子はこんなことをしていたのか!」「あの時茜以外の人物はこんなことを考えていたのか!」と、前作の物語の世界がより深く広がったような気がしました!(^^)!
あとキャラ的に推したいのは紅葉。
愛する人への叶わない恋心と狂気じみた嫉妬からくる振る舞いや言動がとても印象的なんですよね。
とても切ないキャラなんですが、同時に人間(?)の業の深さや闇、弱さといった複雑な部分が反映されていて、個人的にはかなり心を揺さぶられました。
このキャラ抜きに物語は大きく展開していかないですし、個人的には影の主人公だと思ってます(´・ω・`)。
それから『人の巻』と『鬼の巻』を読む順番ですが、いわゆるBL好きの方は『鬼の巻』から読んでも十分意味が分かるようにはなっていると思いますが、私は『人の巻』を読んでから『鬼の巻』を読む方をお勧めしたいと思います。
『人の巻』を先に読んだ方が物語の輪郭がつかみやすいですし、複数のキャラの視点から物語が立体的に浮かび上がる『鬼の巻』を後に読んだ方が、物語の細部までより深く入り込めて楽しめると思います。
購入方法
購入方法は以下の通りです。
【①ペーパーバック(紙書籍)版】
・Amazonよりペーパーバック版を注文購入(有料)
【②電子書籍版】
1)Kindle版(電子書籍)をダウンロード購入(有料)
2)kindle Unlimitedで読む(会員の方は無料)
※電子書籍版はブラウザのみから購入できます。Amazonアプリからは購入できませんのでご注意ください(※kindle unlimitedはアプリからでも選択可能です)。
※紙書籍版と電子書籍で価格が異なりますので、ご注意ください。
なお、Amazonでは「サンプル」で第一章の途中まで読めるようになっています。
また、今後はブログでも作品の一部(冒頭部分)を公開していく予定です。
さらに、たまなぎさんご本人による『大江山恋絵巻~鬼の巻~』に纏わる秘話や背景を今後ブログ記事でもご紹介していきますので、お楽しみに!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!