皆さんこんにちは、珠下なぎです。
今日も来て下さって、ありがとうございます!
さて、とうとう地上波でも完結・本日Blu-ray&DVD発売となりました『オールドファッションカップケーキ』。
最終話視聴しました!
ハッピーエンドは予想していましたが、やはり改めて見ると感動しますね。
それでは最終話感想です。盛大にネタバレを含みます。今から視聴予定の方はご覧にならないでくださいね。
1.野末さんに残る外川さんの痕跡
外川さんの告白を受け入れられなかった野末さん。二人は会社で顔を合わせるも、ぎくしゃくしてしまいます。
そんな時、桐島さんから野末さんに持ちかけられた部署移動&栄転話。
「ちょっと考えさせて」という野末さん。今までだったら秒で断っていた野末さんの意外な反応に、桐島さんは「変わったね」と驚きます。
そう言われた時の野末さんの表情。外川さんが自分を変えてくれたことを、今更ながらに思い出したのでしょうか。
その夜、部署で飲み会が開催されます。
部下の中村さんに声をかけられて、思わずびくりとした野末さん。「なんだ中村君か」。
無意識のうちに外川さんから声をかけられることが当たり前だと思っていたんですね。
そして、中村さんの飲みかけのお酒を飲もうとする野末さんを見て、慌てて取り上げる外川さん。
「こんな強いのダメです」って言ってますが、本当は中村さんと間接〇〇するのが嫌だったんですね、なんて分かりやすい(笑)。
「そろそろお帰りになった方がいいんじゃないですか?」と強引に野末さんを飲み会の席から連れ出します。
一度別れた後、「駅に着くまでに雨が降るかもしれないから」と折りたたみ傘を差しだし、帰っていきます。
その姿に、過去にも自分のために、わざわざ二本目の傘を用意してくれていた外川さんのことを思い出した野末さん。
弾かれたように外川さんの後を追って駆け出す野末さん。チェリまほ7話の安達くんを思わせる、渾身の全力疾走です。そして外川さんに追いついた野末さんは……。
2.野末さんからの告白、そして心を閉ざそうとする外川さん
「俺も君が好きだよ、死ぬほど」。野末さんからの告白。
前々から思っていましたが、部下の男性に「君」っていう野末さん、何か可愛いですね。お育ちの良さが出ているというか。会社ってそんなものなのでしょうか? いや、でもチェリまほの黒沢さんや安達くんは六角君には「おまえ」って言ってましたよね。
ところが、外川さんは「それは同情です」と心を閉ざそうとします。自分が野末さんに無理やり迫り、しかも自己嫌悪で泣いてしまうところなんかを見せてしまったから、優しい野末さんは同情を愛情と勘違いしてしまったのだと。
外川さんはもともと男性が好きな男性(多分)。
頑なに心を閉ざそうとする外川さんの様子からは、「同情からストレートの男性に付き合ってもらい、後で『やっぱり違う』と言われた」過去があったのかな、とも想像できます。必死で野末さんから目をそらし、うつむいて表情を隠そうとする外川さんの様子は、「もう同じ思いはしたくない、これ以上は傷つきたくない」と叫んでいるように見えました。
それでも野末さんはあきらめず、一つ一つ丁寧に自分の気持ちを言葉にし、外川さんの心をほぐしていきます。野末さんの真剣な思いに、次第に外川さんも心を開いていき、そして……。
3.大団円、そして未来へ
ようやく心を確かめ合った二人。
「80歳まで、こうやって、喧嘩して、その度に仲直りしましょう」という外川さん。
それもう、プロポーズですよね(笑)。
そして「81歳からは?」と返す野末さん。
「結婚して下さい」「はい」というストレートなやりとりも素敵ですが、こういう変化球もしゃれてるなあ、と思いました。
オルカプには素敵な言葉が沢山ちりばめられていますが、私が今回一番心に残ったのは、気持ちを確かめ合った後の、外川さんの言葉。
「年の差とか、マイノリティとか、そういうのは出身地の違いとか、応援する球団の違いとか、それくらいの違いにすぎません」
これは、決して外川さんがマイノリティであることや、年の差があることで生まれる困難を軽んじている言葉ではありません。
むしろ、今までマイノリティとして生きてきて、その辛さを知っているからこその言葉のように思えます。
これから二人を待ち受けている道は、決して平坦ではないでしょう。職場や親にどう説明するのかとか、説明した時に周りから受ける目とか、色々な困難が予想されます。
それでも、「あなたと一緒ならどんな困難も乗り越えられる」「待ち受ける困難もささいなことと思えるくらいの大きな幸せを二人で作っていきましょう」という、外川さんから野末さんに向けたメッセージのように思えました。
二人の未来がどうか幸せなものでありますように!
最後に、フォロワーさんから教えて頂いた素敵なMVをご紹介して終わりたいと思います。
主題歌「blue blur feat」。それだけでも素敵な曲ですが、このMVでは、なんとドラマの名場面を振り返りながら、歌詞字幕つきでこの主題歌を楽しめます!
次回からはまた歴史記事に戻ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!