はじめに
皆さん今日は、たまなぎこと珠下(たまもと)なぎです。
今日も来て下さって、ありがとうございます!
『大江山恋絵巻』スピンオフ小説第3弾公開!
『大江山恋絵巻』スピンオフ小説『月の夜に笛は泣く』を公開しました。
今回も前回同様、酒呑童子死後の大江山のお話です。
いつか、Xで「#自作の裏設定を暴露」なるタグに乗っかりまして、「茜は音痴」という設定を公開しましたら、読者の皆さまから結構反応を頂きました。
というわけで、茜音痴ネタ。といっても、シリアスで切ないお話です。
ある夜、再建した鬼が城の奥から、懐かしい笛の音が流れてきます。酒呑童子の奏でる笛の音によく似た音色に、茜は……?
『月の夜に笛は泣く』こちらです。
月が昇るたび、あの夜の痛みは骨の奥で疼く。けれどこの夜は、いつもと少し違っていた。 ――笛の音が聞こえる。 風のいたずらとも、記憶の残響とも違う。確かに、鬼が城の奥から響いてくる音色だった。 その調べ ...
『月の夜に笛は泣く』(『大江山恋絵巻』ショートストーリー③)
さいごに
大江山スピンオフ短編、楽しんで頂けましたでしょうか?
もし、「こういうシチュエーションのスピンオフが読みたい」「この人物をもっと掘り下げて欲しい」などのリクエストがありましたら、ぜひぜひコメント欄もしくはXのリプライでお知らせください。
『大江山恋絵巻』シリーズには、スピンオフ小説①『最後の日』、②『月光を逃れて』もあります。こちらも無料。
わたしが鬼になって、どれほどの月日が経っただろう。 茨木童子さまが病に倒れた。 鬼になって、いや、茨木童子さまに出会って、初めてのことだった。 わたしたち鬼は、もともと生命力が強い。 鬼になってわたし ...
『最後の日』(『大江山恋絵巻』ショートストーリー①)
月の光が、肌と心に突き刺さる。藍色の空に浮かぶ、白く大きな月から降り注ぐ、冷たく冴え冴えとした月光が。 わたしはそれから身を護るように、大袿を頭から被り、鬼が城を飛び立った。 月光から逃れられる場所… ...
『月光を逃れて』(『大江山恋絵巻』ショートストーリー②)
本編が気になった方は、こちらをご覧下さい!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。