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たまなぎブログ by LTA出版事業部

『大江山恋絵巻』の舞台を訪ねる④~3日目・大江山(後半その2)

はじめに

皆さん今日は、たまなぎこと珠下(たまもと)なぎです。

今日も来て下さって、ありがとうございます。

『大江山恋絵巻』の舞台をめぐる旅、大江山編、長くなったのでついに3回目に。

いや、トラブル編ともいってもいいほど色々起こってくれました(笑)。

今となっては笑えますが、いやいや当時としては全く笑えなかった(汗)旅、どうぞご覧下さい!

 

鬼のモニュメント、その後の目的地は?

鬼のモニュメントを堪能したたまなぎ。

ここでもうお昼になってしまいました。

たまなぎは事前にAIに聞いて予定を組んでいたのですが、AIによると、

鬼のモニュメント→(車で20分)→鬼そば屋(後述)→(車で10分)→鬼獄稲荷神社。

鬼のモニュメントから鬼獄稲荷神社までは車で20分程度だと現地の案内にも出ていたのですが、皆お腹が空いた様子ですので、先に鬼そば屋へ行くことにしました。

鬼そば屋は、鬼の名前を冠した大江山名物のそばで、この店は江戸時代から続いているそう。

そして、鬼獄稲荷神社は、大江山8合目にあり、大江山を一面に見渡せるという絶景の地だそう。

鬼獄稲荷神社も近かったのですが、鬼そば屋から車で10分なら……と先に鬼そば屋を目指してしまったのが、間違いの元でした((´;ω;`)。

皆さん、AIを信用してはいけません。ちゃんとグーグルマップや車のナビで所要時間を調べましょう……

 

鬼そば屋へ向かうが……?

さて、「車で20分」のはずの鬼そば屋へナビをセットしたたまなぎ。

ところがところが……!

なんと「到着予定時刻・40分後」!

まあでも、鬼獄稲荷神社まで10分ならいいか、と出発したのが間違いの元でした!

ここでちゃんと鬼そば屋から鬼獄稲荷神社までの所要時間も検索し直しておくべきだったのです……たまなぎのバカ……!

そう、この時は鬼獄稲荷神社に先に向かうのが正解だったのです((´;ω;`))。

 

しかし、そんなことは露知らずだった当時のたまなぎ。

さきほど行き損ねた「頼光の腰掛石」や「鬼の足跡」への案内板をうらめしく横目で見ながら、鬼そば屋へ向かいます。

途中まではよくある山道だったのですが……?

 

次第に、道のすぐそばまで山が迫り、車もほとんど通らない林道へ。

レンタカーがやっと通れるほどの道幅しかなく、しかも片方は緩やかではあるものの崖、そしてガードレールはない(汗)!

ハンドル操作を間違ったらマジで落っこちる! 落っこちたらまず助かりそうにない……!

後部座席から、「これ、ヤバくないか……?」との声がちらちら。

しかし、しかしたまなぎは自分の車を持ってからの運転歴は20年以上。就職して以来のほとんどが車通勤で、長距離運転にも慣れています。

「大丈夫! たまなぎを信じろ!」叫びながらなんとか難所を乗り切りました。

幸い、危険な場所は10分少々で通り過ぎ、あとはナビの導くまま、無事鬼そば屋へ辿り着きました。

 

地元の人気店らしき鬼そば屋

そして、遂に見えて来た鬼そば屋の看板!

看板の鬼さんが可愛い!

 

そして、駐車場はほぼ満車。こんな山奥(失礼)にあるのに、人気のお店のようです。

入り口も可愛い!

 

着いたのは13時前でしたが、満席で車の中で待ちます。

県外ナンバーの車は少なく、地元の人気店のようです。

待つこと10数分、ついに中へ呼ばれます。

 

このお店は、江戸時代から続く十割そばの店。

小麦粉のつなぎを使わず、そば粉だけで練り上げたそばの名店です。

鬼そばの由来はふたつ。

一つは、「生(き)そば」を、旅人が「鬼(き)そば」と誤解したこと。

もう一つは、そば粉だけで作られており、麺が固く、「固い」をこのあたりの方言で「こわい」ということ。「こわい」→「怖い」→「鬼」という連想だそうです。

ここから、「大江山は鬼の名所だから『鬼』の名を使って売り出そう!」ということになったそうです。

夏なので、スタンダードな冷たい「鬼そば」を頂きます。

麺が太くて短く、しっかり噛み応えがあります。

噛めば噛むほどそばの味がしっかりして美味しい!

しかも、このお店はそばが苦手な人のために、どんぶりなどのメニューも豊富。

同行者のひとりがそばが苦手で、親子丼を頼んでいましたが、大層おいしかったそうです。

 

たどりつけなかった鬼獄稲荷神社

さて、腹ごしらえも済み、鬼獄稲荷神社へ向かおうとしたのですが……

車で10分なんて大嘘でした((´;ω;`))。

鬼獄稲荷神社へは、先ほどの道をまた戻り、鬼のモニュメントを通り過ぎて先へ進まねばならなかったのです。所要時間は1時間。

さっきの車が落っこちそうな崖を通るのは危険だし、ここで鬼獄稲荷神社へ向かっていたら、本日の最終目的地・天橋立に着くのが夕方になってしまいます。

 

いずれにしろ、雨で大江山の眺めが楽しめる期待は薄かったこともあり、今回は諦めることとなりました。

皆さん、道案内は決してAIに任せてはいけません……たまなぎは今回の件で思い知りました……

 

さいごに

念願かなっての大江山でしたが、鬼の博物館とモニュメントは行けたものの、後はちょっと消化不良な結果に終わった旅でした。

酒呑童子さまに嫌われたのかしら、たまなぎ((´;ω;`))。

でも、いつか必ずリベンジします!

今回は大江山で酒吞童子さまと同じ空気を吸い、酒吞童子さまが歩いた大江山を歩けただけでよしとしましょう!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

  • B!