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たまなぎブログ by LTA出版事業部

高千穂旅行記①高千穂神社編

はじめに

皆さん今日は、たまなぎこと珠下(たまもと)なぎです。

今日も来て下さって。ありがとうございます!

10月の連休を利用して、一泊二日で高千穂へ行って参りました!

高千穂は天孫降臨伝説の地であるとともに、九州の鬼・鬼八のふるさとでもあります。

長年いつか行きたいと思っていた土地。

今日から数回に分けてレポートします。(7~8回くらいになる予定)

 

福岡から宮崎に至るまで

朝8時過ぎ、たまなぎの車で福岡を出発。

九州自動車道を一路南へ。熊本県の嘉島JCTで自動車専用道路(九州自動車中央道)に乗り換えます。

山都通潤橋で高速を降り、おおよそ道なりに一時間ほど。

高千穂にたどりついたのは、11時少し前でした。

 

思わぬトラップ、駐車場がない!

さて、予定ではまず最初に高千穂神社にお参り、その後いくつかの神社と天真名井をめぐって宿に向かう予定でした。

高千穂神社に駐車場があることも確認済み。

まず、高千穂神社に向かいますが……何と満車!

しかも、誘導されたままに進んだ第2、第3駐車場も満車!

駐車場は人、人、人。大型の観光バスが数台ででーんと並んでいます。

これは……まずいかもしれない!

やっとのところで駐車できたのは、第4駐車場でした。

高千穂神社まで徒歩20分以上、しかも結構な下り坂を下ってしまったたまなぎ一行。

しかも気温は30度以上。どうやって高千穂神社まで移動しようかと途方にくれていたところに天の助け、シャトルバスが。数分と待たずに発車したシャトルバスでわずか1停留所。

11時10分過ぎには高千穂神社から徒歩5分の停留所に下ろしてもらえました。運賃は中学生以上一人200円。

予想以上に人気の観光地のようです。皆さまも行かれる際はご注意を。

 

興梠姓、発見!

ちょっと時間は前後しましたが、シャトルバスに乗れてほっと一息のたまなぎ。

運転の緊張からも解放され、あたりを観察する余裕も出てきました。すると、目に飛び込んできた興梠姓!

 

「興梠」というのは、高千穂付近に独特の姓です。「こおろぎ」と読みます。

といっても虫のコオロギではありません。

興梠氏はもともと、猿田彦を祀る荒立神社の宮司で、もともとは「神呂木」と表記したそうです。

九州の鬼・鬼八ともかかわりがあるのですが、ここで語ると長くなりますので割愛。

興味がある方は、過去記事をご覧下さい↓

九州の鬼・鬼八伝説②鬼八の正体~鬼八を語り継いだもの

はじめに 皆さん今日は、珠下なぎです。 今日も来て下さって、ありがとうございます!   さて、今日からはまた九州の鬼さん「鬼八」シリーズに戻ります。 鬼八について前回の記事はこちら↓ 前回の ...

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早めのお昼ご飯

朝が早かったので、皆お腹がすいてきた様子。

先に高千穂神社に参拝する予定でしたが、この観光客の多さでは、12時近くなったら昼食を摂れるところはどこも満席になりそう。

11時半にもなっていない今がチャンスかも……と思って歩いていたら、高千穂神社とバス停の間に、レトロな喫茶店を発見。

「鉄板ナポリタン」「ハンバーグ定食」「オムライス」など、懐かしい洋食メニューが並んでいます。

混雑した観光地での鉄則。「飯は食べられる時に食べておけ」

というわけで、入ってみました。

全席10席もないような小さな喫茶店でしたが、接客も丁寧でした!

たまなぎが選んだオムライス。卵がふわふわ、チーズ入りで美味しかった!

 

連れが頼んだハンバーグ定食。なかなかのボリュームで美味しかったそうです。

 

高千穂神社近くの「喫茶メルヘン」。お勧めです。人気店のよう。待たずに入れたのはラッキーだったようです。

 

いよいよ高千穂神社へ!

いよいよ高千穂神社へ。鳥居も木々も立派です。

 

おやおや、こちらの狛犬はちょっと変わっています。

「阿」「吽」、両方とも、前足の間に小さな狛犬を抱えています。

こちらは鎌倉時代に制作されたもので、国の重要文化財に指定されているそうです。

 

いざ、本殿へお参り。

主祭神は、天照大神の孫、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)から始まる三代の神様とその配偶者。いわゆる「天孫降臨神話」は、天照大神の孫である瓊瓊杵尊が高千穂に降り立ったところから始まります。この瓊瓊杵尊の曾孫に当たるのが神武天皇です。その他にも、神武天皇の兄である三毛野命などを祀っています。

 

たまなぎの目当ては鬼八!

しかし、たまなぎの目当ては祀られた神様よりも、こちらにありました。

本殿の脇に、三毛野命と鬼八の像が彫られていると聞いたからです。鬼八は、この土地にいた鬼で、天孫族に従わなかったため退治された鬼です。(鬼八についてはこちら↓)

九州の鬼・鬼八伝説①阿蘇と高千穂の違い

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なかなか見つからず、5分ほど探しましたが、ありました……!

本殿の脇の回廊に! 浮き彫りになっています。三毛野命の足元で、剣を突き付けられているのが鬼八です。躍動感がすごい。

三毛野命は、神武天皇の兄。三毛入野命、御毛沼命と表記されることも。

 

高千穂神社の鎮め石

この像の近くに、面白いものがありました。

鎮め石。第11第垂仁天皇の際に贈られた石で、悩みや世の乱れを鎮めると言われています。

新海誠氏のヒット映画『すずめの戸締り』の要石のモデルだそう。

 

ちょうど団体客さんがいらしたのでガイドさんの説明が聞こえました。「上に手をかざすと手に刺激や熱を感じる」

自分も試してみたのですが、たしかにピリピリした感覚が。

よく温泉などにある、電気風呂に入った時のようでした。磁気を発しているのかも。

 

 

最後に

昼間の高千穂神社はこれで終わりです。

夜には神楽を見に行きましたが、これはまた別記事で取り上げようと思います。

まだまだ旅は始まったばかり。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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