皆さんこんにちは、珠下なぎです。
今日も来て下さって、ありがとうございます!
今回は筑紫の君磐井のふるさとを訪ねるシリーズの2回目です。
前回の記事はこちら↓
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筑紫の君磐井のふるさとを訪ねる①岩戸山古墳と石人石馬
皆さん今日は、珠下なぎです。 今日も来て下さって、ありがとうございます! 今日からはまた歴史ネタに戻ります。 先日、改めて筑紫の君磐井のふるさと・福岡県八女市に出かけて参り ...
前回は石人石馬をメインにご紹介しましたが、筑紫の君一族の隆盛を誇る出土品は、他にも多く出土していますし、八女地方には岩戸山古墳の他にも円墳・前方後円墳を合わせて300余りもの古墳が築かれています。今回はその一部をご紹介します。
1.舶来の耳飾り
これは、岩戸山古墳とほぼ同時代の円墳・立山山古墳8号から出土した耳飾り。美しいですね。
朝鮮半島からの舶来品と考えられています。
海の正倉院と言われる沖ノ島から出土した金製指輪に雰囲気が似ています。けれど金製指輪は国宝指定されているのに対し、こちらの耳飾りは八女市指定文化財。どうしてでしょうね……。
2.大和王権のお墨付き? 装飾付き太刀
装飾付きの太刀も出土しています。これも装飾付き太刀は大和王権が結びつきの強い豪族に与えるものと言われていますが、どのようないきさつで与えられたかは分かっていないようです。
ただ、前方後円墳である釘崎古墳から出土していることから、筑紫の君一族の誰かに贈られたものだと類推できます。
(八女の古墳群は、前方後円墳は筑紫の君一族のもの、円墳は筑紫の君一族配下の地方の有力者のものだと考えられています)
3.石人石馬だけじゃない? 可愛い埴輪も
こんな可愛い埴輪も出土しています。猪ですね。
以前Twitterでご紹介しましたら、「牙がないのでウリ坊では?」「猪の埴輪は近畿でも出ています」など、様々な反響を頂きました。
別区の裁判の様子は「猪を盗んだ罪」を裁く様子ですから、この時代の人々は猪を家畜化していたのかもしれませんね。
岩戸山古墳を訪れた日は、ちょうど雨上がり。
綺麗な紫陽花が咲いていました。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました!