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たまなぎブログ by LTA出版事業部

チェリまほ赤楚衛二さんがゾンビ映画主演!(ゾンビ映画の歴史①)

皆さん今日は、珠下なぎです。

今日も来て下さって、ありがとうございます!

 

さてさて今日はいきなりですがゾンビ映画について。

なんでいきなりゾンビかって?

私はホラーは好きですが、ゾンビものにはそれほど興味はありません。いえ、ありませんでした。このニュースに出会うまでは(笑)。

 

赤楚衛二、Netflix映画主演決定 爽快コメディゾンビホラーを実写化<ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~> - モデルプレス (mdpr.jp)

 

チェリまほ映画主演・安達くん役の赤楚衛二さんが、ゾンビ映画主演ですって!

なんでいきなりゾンビ? と思いましたが、なかなか面白そうなストーリー。

街にゾンビが溢れたおかげ(?)で、ブラックな職場環境から解放された主人公が、底抜けのポジティブさで、今までやろうと思ってもできなかったことを一つずつ叶えていく……とうお話だそうです。

ゾンビに囲まれてもキラッキラ✨の笑顔を見せる赤楚さん、可愛いですね💖

おっと脱線。

 

そこでゾンビものという映像作品のジャンルについて、ちょっと語ってみようかな、と思ったのです。

 

元ネタはNHKBSの「ダークサイドミステリー」(2020年8月20日放送)。超常現象やオカルトネタについて、栗山千明さんのナビゲートで、専門家が分かりやすく語ってくれる、大人気の番組です。

 

現在、ゾンビものは様々な作品が乱立しています。

そもそもゾンビとは何なのか? いつごろからエンターテインメント作品に取り上げられるようになったのか? 私もよく分かっていませんでした。

そこで皆様の理解の一助になれば、とこのシリーズを企画しました。

 

最初のゾンビ映画

一番最初に作られたゾンビ映画は、『ホワイト・ゾンビ』(邦訳『恐怖城』ホワイト・ゾンビ』『ベラ・ルゴシのホワイト・ゾンビ』)。

これは1932年、アメリカで制作され、低予算映画にも関わらず大ヒットしました。

ストーリーはこんな感じです。

結婚式を挙げるためにハイチを訪れたカップルは、旅行先で知り合った男に不気味な工場に案内される。そこでは食事も休憩も摂らずに働き続けるゾンビたちがいました。彼らは司祭の命じるままに動き、自分の意志を持ちません。やがて主人公カップルもゾンビ化の恐怖に襲われ……。

 

この物語は、監督のハルペリンが、アメリカの探検家・シーブルックが著した『マジック・アイランド』にヒントを得て作られたものです。当時アメリカ人にとってハイチは、まだまだ未知の世界でした。

『マジック・アイランド』によると、ハイチにはゾンビと呼ばれる生きる屍が存在しており、それはブードゥー教の神官ボコールの呪術によって蘇った死体で、神官の命ずるまま奴隷のように使役されるというのです。

 

このゾンビは、後年のゾンビ映画のように、人を襲ったり、人肉を食べたりすることはありません。

『ホワイト・ゾンビ』でも、描かれるのは、「ゾンビに襲われる恐怖」ではなく、「ゾンビ化され、自分の意志を失って操られる恐怖」だったのです。

 

実在したというゾンビ

ゾンビのルーツはハイチのようですが、なんと、ハイチでは、20世紀に、実際にゾンビ化させられた、と主張する人物が現れた例があります。

1980年、1962年に死亡し、死亡証明書も発行されて埋葬されたはずのナルシスという男性が現れます。

彼は、埋葬されたあと掘り出されてゾンビにされ、意識がもうろうとした状態で、他のゾンビたちと一緒に農場で働かされていたと主張。

彼の死亡診断書を精査して見ると、フグ毒・テトロドトキシンの中毒症状が疑われました。

実際のところは、家族が一時的に呼吸停止した彼を埋葬したふりをして、労働力として売り飛ばしたのでは、というのが真相のようです。

 

しかし、テトロドトキシンは呼吸筋麻痺を起こすので、毒が抜けるまで人工呼吸を施せばほぼ助かります。けれど呼吸筋麻痺を起こしたまま放置すれば、脳をやられるのでまず助かりません。死亡してから埋葬されるまでどんなに早くても数時間はかかるはずですから、それを乗り越えて助かったというのは謎ですね。

 

さて、長くなってしまったので今回はここまで。

次回の記事では、ゾンビ映画がどのように発展し、変化し、現在のような多彩な作品が生まれたかについて解説したいと思います。

「ゾンビは人間か?」を争った、前代未聞の裁判の事例も!

最後まで読んで下さって、ありがとうございました!

 

 

 

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