皆さん今日は、珠下なぎです。
『鬼滅の刃』の鬼を考察するシリーズには、沢山のご訪問を頂き、ありがとうございました!
本日からは「歴史メモ」を少しお休みし、先月発売したペーパーバック版『遠の朝廷にオニが舞う』に特典として掲載したエッセイ、「『遠の朝廷にオニが舞う』の舞台を歩く」と連動して、実際の場所を写真でご紹介する新シリーズを連載させていただきます!
ペーパーバッグ版と一緒に見て頂けると、より楽しんで頂けると思います!
※以前アメブロの個人ブログに投稿した記事から一部転載しています。
今回は物語の冒頭、水城を訪ねてみましょう。
白村江の戦いの後、即位した天智天皇は、新羅・唐の侵攻に備えるため、大宰府に水城を作らせます。
海側から大宰府に向かうと、大宰府は天然の要塞となる山々に守られています。
けれど、中に一か所、1.2㎞ほどの平野部があります。
ここに巨大な堤を作って敵の侵攻を防ぐとともに、堤の外側には水を湛えた堀をもうけ、簡単に攻め込まれないようにしたのです。
この水城は、現在でも史跡として残されています。
ここは駐車場兼展望台?のような場所で、水城を一望できます。
木々に覆われた場所が大堤。
これは桜の木ですので、開花のシーズンは大変美しいです。
手前の、今は畑となっている部分には、かつては満々と水が湛えられていました。
こちらは、水城の東端。こちらには木が植わっていないので、その高さが分かります。
水城には、東門と西門の2か所からのみ出入りができるようになっています。西門には礎石が残されています。
西門から向かう道は筑紫館(ちくしのもろみ、後の鴻臚館)に続いています。
こちらは東門近く。東門は古代の官道につながっており、官道は那の津の港まで続いていました。
下は、水城を大宰府側から見た写真です。こちらは堀がないので、子どもでも簡単に登れそう。
二人はこちら側から水城によじ登ったのでしょう。
この場所で瑠璃子姫と鈴丸の真似をしてみたい、というお声もTwitterから頂きました。
真似をしてみたい方は是非こちらからどうぞ(^^)
ただしかなり服が汚れますので汚れてもいい服装&スニーカーなどの歩きやすい靴でお出かけください!
最後まで読んで下さって、ありがとうございました!